概要と沿革 雷公神社 須江の獅子舞 獅子舞の道具
須江獅子保存会の概要と沿革
須江の獅子舞の概要

 今から250年以上昔の江戸時代、古座に(現在の古座、古座川あたり)伊勢より太神楽が伝わり、それが串本、大島に広まり、当時の「潮岬会合(広域漁業組織)」の影響で、周辺の地域へと広まっていったのが、現在、紀伊半島で伝承されている獅子舞だと言われています。

 それぞれの獅子舞は、伊勢神楽獅子、古座獅子を継承しつつも、それぞれ地区に融合し独自の変革をしながら現在に至っています。
その数は、口熊野から熊野一帯に掛け、50地区は残っているものと思われ、古座、古座川、串本地区だけでも、22地区が確認されています。

 須江の獅子舞は、約200年余り前の江戸時代に「この年、須江浦にて獅子舞奉納される・・」と言う文書があり、串本町の獅子舞の記録にも「安永八年(西暦1779年)串本の若い衆、升屋宇兵衛宅を宿に、古座から獅子舞の師匠を雇い稽古始める・・」と言う書簡があり、同じ雷公神社の氏子である樫野地区と前後して伝わったものと想像されます。
須江獅子保存会の沿革

 今から200年以上昔の江戸時代、古座に伝わった獅子舞が、串本、大島、樫野、須江などに広まり、それぞれの地区で変革をしながら現在まで継承されてきた獅子舞ですが、長い歴史の中で須江地区では、昭和52年から59年までと平成15年と平成16年は、諸事情により太鼓の音は聞こえなかった。

 古い記録は殆ど残っていないので定かではないが、日清日露、太平洋戦争、天才事変、大喪の礼など何度か同じような事があったと思われます。
 また、小さな地区の小さな祭りですので、昭和52年からの時のように、笛吹が少ない中で遠洋航海の船に乗っていたり、身内の不幸により沢山の担い手が一度に参加できなかったりで、祭りを休まざるを得ない状況もありました。

 現在の獅子保存会の形態は、平成17年から再開した時に集まった有志により再編成された物で、保存会長の下、祭典委員長、祭典副委員長、書記、会計、運営委員で構成され、会員は30余名である。

 後継者不足については、他地区同様に過疎と少子化、漁業、農業従事者の減少と会社勤め人の増加により、後継者と祭り参加者の減少に拍車をかけ、祭典の日を土日祭日の連休に変更した理由の一つである。

 獅子舞の担い手、太鼓、笛の後継者についても、小さな地区でもあり苦労している所ですが、獅子舞の舞手は地元に残った若手も少しずつ増え、他府県から仕事で転勤して来た人で興味を持ち参加してくれたり、連休にしたお陰で、帰省し祭りへ参加する者などもあり改善されてきました。また、笛・太鼓については、通年、地区の学生や生徒に教えるなど努力が実り、安定した人員を確保できてきた。

 しかし、須江地区全体を考えれば過疎化は避けられず、これからの祭りと獅子舞奉納について、常に綱渡りのような状況がこれからも続くのでしょう。
祭りと伝統芸能について

 地域に残る伝統芸能は、神社が行う「神事」ではなく、氏子が氏神様である神社へ奉納する芸能の一種と捉えられています。
お祭りや地域に残っている伝統的芸能を続けていく事は、伝統を継承していくと言う事だけではありません。
祭りや伝統芸能を行うには、当事者だけでは出来ず、練習や準備など地域の人々の協力が不可欠です。
そう言う意味で完成したときの充実感や達成感も格別で、自信にもつながり、異なった年代の人達とのコミュニケーションを深める事は、若者にとっても成長の切っ掛けにもなり、地域の絆も深まります。
 祭りはまた、年長者から礼儀を教わる機会にもなり、学校で学ぶ事とは一味違う、人が人として成長するためには欠かせない経験であると思います。
 祭りや伝統は長い年月を経て熟成され、地区の文化として伝えられてきた、地域の誇りであり、それを守り続ける事は地域の存在の証明だと考えます。
 他所で生まれ育った私でさえ、須江の伝統的獅子舞は素晴らしい物だと感じ、その魅力にとりつかれ、この伝統を守る事のお手伝いを出来ればと考えた事が、須江に住み着こうと思った一つの理由でもあります。
須江獅子保存会の歩み (クリックすると拡大されます。)
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平成28年雷公神社奉納
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免責事項
 本ホームページの目的は、「須江の獅子舞」及び「紀伊半島南部の獅子舞」を紹介することにあり、史実として、これが正しいと言った記事ではありません。文中において、誤った記載、歴史的史実の誤認、不適切な表現等がございましたら、ご指摘下さい。場合によっては内容、表現等を訂正いたします。
※祭、獅子舞などの由緒、由来、言い伝えなどは、地元の主張を全面的に参考にしての記載となっています。
参考文献
「紀伊続風土記」「大島小学校百年史」「紀伊大島年代記」「須江小学校百年史」「樫野小学校百年史」 「串本百年史、年代表、古代〜中世」「串本百年史、史料編」「水門浦神事、潮崎荘」「西熊野の神々」他
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